エジプト遠征

こんにちは。プロテニスプレーヤーの野口紗枝です。

少し間が開いてしまいましたが、1月後半から2月中旬にかけてエジプトでのW15のITFに出場しました。
アジア圏のW15では、WTAランキングを持っていれば本戦から出場できる試合が多いのですが、エジプトのW15では800位で予選からと少しレベルの高い大会でした。

結果としては、2週ともシングルス本戦1回戦、ダブルスベスト4でした。

1週目のシングルスは、緊張でラケットが振れなかったり、相手の速いテンポのラリーについていけなかったりと完敗でした。自分のやりたいテニスをさせてもらえず、気づいたら試合が終わっていた感覚でした。

悔しかったけど、逆に変な言い訳ができない負け方だったので、そこまで考え込まずにクリアな気持ちで切り替えることができました。



その後は2週目に向けて、オンコートでの練習やジムでのトレーニングを毎日ひたすら追い込みました。

2週目のシングルスは予選からのスタート。コートや時差、環境にも慣れてきて緊張はあまりせず、予選2試合はストレートで勝ち上がることができました。

本戦1回戦では、第2シードのエジプトの選手と対戦。実は、1年前のW15トルコでの大会に出場した時の初戦でストレート負けした相手でした。とにかくしぶとく、ひたすらスピンボールで返してくるタイプで、ラリーが長くなればなるほど我慢比べのような展開で、かんたんにポイントを取らせてもらえませんでした。自分が攻撃している展開がほとんどでしたが、無理をしてミスが出てしまったり、相手を追い込んでいるのに最後のショットが入らなかったりで、スコアは5-7 7-6 5-7。本当に最後までどちらに転ぶかわからない試合ができました。相手のほうが最後まで守り切り、勝ち切る力があったと思います。


それでも、1年前と比べて確実に差を縮めることができたと思います。そして、自分に足りない「攻め切る力」、「守り切る力」も明確になりました。4時間34分と今までで一番長い試合で、始まった時と終わった時で太陽の位置が全く違っていてびっくりしました。(笑)試合後は、さすがに体が動かず、しばらく放心状態。でも、この4時間半で学べたことは本当に大きかったです。


ダブルスは、今回の遠征で一緒に行った辻岡史帆選手(Fテニス)と2週間組んでもらいました。
私は、ダブルスのポイントをほとんど持っていないため、初戦でシードペアと当たることが多かったのですが、辻岡選手の安定したプレーに何度も救われ、2週ともベスト4まで勝ち上がることができました。

久しぶりのダブルスはとても楽しく、これからはダブルスにも少しずつチャレンジしていこうと思います。



試合期間中は、毎日テニス中心の生活でしたが、それ以外の時間もなかなか濃かったです。気温は30度近く、ウォーミングアップの時点で汗だく。

ホテルにはプールがたくさんあったのに、結局一度も入りませんでした。今思うと謎です。(笑)部屋でストレッチをしたり、コンビニ的な場所を探してうろうろしたり、派手なことは何もないけれど、こういう遠征中の日常も好きです。


2週目のシングルスの途中で右足を痛めてしまい、4週間出場予定でしたが2週間で帰国となりました。現在は病院に通いながら少しずつ練習を再開しています。


この遠征の総括としては、課題と手応えが明確になった良い遠征だったと思います。シングルスで当たった300位台の選手たちは、強度の高いタフなプレーを3セット通してやりきる力があり、ジュニアの頃や昨年の自分では心技体どれをとっても太刀打ちできなかったのですが、1年間のプロとしての活動を通じて確実に差が縮まってきていることを確認できました。

来月から始まる日本でのITFに向けて、トレーニングと練習を頑張ります。


最後になりますが、いつも支えてくださるスポンサー各社様、そして応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。こうして海外遠征に挑戦できるのは、日頃からサポートしてくださる皆様のおかげです。
まだまだ挑戦します!


これからは試合や遠征の様子もこまめに発信していきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

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